

オンラインストアと店頭にあらたに並んでいる「LEO GON'DO」のニューアイテムは、キーチェーン。
デザイナーのゴンシュンさんは、産業廃棄物に関わる仕事にも従事されていて、いま制作に使われているのは、そこで譲っていただき入手したもの。=もともとはゴミになるはずだったパーツたち。
ゴミとして処理される寸前のところでゴンシュンさんに引き取られたパーツたちは、ゴンシュンさんのセンスを経由して「LEO GON'DO」に生まれ変わります。

︎ LEO GON’DO - Drawing Keychain
ごんしゅんさんは学生時代に、アフリカの民族がゴミを身につけてオシャレをしている様をネットで見つけたとき、固定概念が壊されたような感覚で、僕はこれだ。と思ったんだそうです。
それから、空き缶に穴を開けてつなぎ合わせたネックレスを作りはじめました。「なんでもジュエリーになるな」と、素材にとらわれない考え方はその時期からはじまって、自分が学校につけて行くために毎日徹夜でジュエリーを作るようになったそうです。
パーツとパーツをひとつひとつ組み立てていく制作スタイルは、LEGOやプラモデルに熱中していたという幼少期の純粋無垢な制作意欲がそのまま続いているような感じでしょうか。
その素直な感覚の中に、イタリアで彫刻家に師事していた経験や、もっぱらギャル男スタイルにハマっていたファッションルーツ、絵画や生花などの学びを経たセンスが加えられています。
ごんしゅんさんの生まれは、異国情緒あふれる長崎。
西欧と東洋の異文化交流が行われていた町で、建物も宗教も混在しながら良いバランスで共存しています。名物のちゃんぽんも肉・魚介・野菜をミックスしていたりと、「素材が多い町」だと思うそうです。そんな街で生まれ育ったセンスも含まれているのかも。
本当に長崎の街のようにさまざまな要素がミックスされた「LEO GON'DO」のルーツ。
蓄積された感覚があってこそのセンスが、360度どこからみてもキュートなこの小さな彫刻たちの中に詰まっています。
そう思うと、ゴミだったはずのパーツたちがいろんなところから集められ、ミックスされ、一つの彫刻として絡まりあっている姿。愛おしすぎる!♡
あとあと、ごんしゅんさんはとってもフレンドリーな方で、シーズンに来てくださる時も毎回長時間話が止まりません。この前の納品のときも真っ昼間に3時間くらい、人生に悩める2人で日々の話をしていました。
いろんなスタイリストさんや友人からの口コミでも、リースなどでアトリエを訪問した時に、おもてなししてもらって、気づいたら何時間も話し込んでしまってるとよく聞きます!
そんなごんしゅんさんは、普段から思っていることがあるそうです。それが、何も根拠はないけれど「地球は宇宙から生まれて、その地球から僕らは生まれてるから、みんな線で繋がってるはずだ」ということ。そんな感覚だから他人との距離感が近いんだそう。
わかります。ちょっとそんなところからも、長崎産ギャル男なチャーミングポイントを感じる。。
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