by Minori 


映画をよく見るのですが、私は大きなスクリーンで観るのが好きで、配信よりも映画館で観る方が多いです。ドラマやyoutubeはパソコンでよく見ます。携帯で観るのはあまり好きじゃないです。自分の中にそういう傾向があったので、映像を観るのは大きい方がいいのだと思っていました。
今seasonではhanna everythingissoft(いい名前…)が企画した映像のインスタレーション「intimate cinema 親密シネマ」を上映しています。その展示方法がとてもユニークで面白いです。
おもちゃのような小さなモニターを使って、隣にはポテトを置いて。小さなユニットバスに下着のTシャツを吊るしてそこに映して。こういう風にして映像と個人的で親密な関係を築けるのか!と驚きとワクワクと私も何か実験してみたいなという気持ちになっています。
このインスタレーションを観て思い出していたのが映画に関する二つのこと。
私の大好きなアンドレア・アーノルド監督の『BIRD』で、主人公のベイリーはスマホで撮った鳥の動画を小型のプロジェクターを通して壁に映して見ていたこと。ぐちゃぐちゃで埃っぽくてキラキラした部屋の、落書きがたくさんついた壁に鳥と謎の「バード」と名乗る人物が映る。それはベイリーにとってエスケープのような心理的に安全な場所に避難をするような行為のように見えます。
もう一つはジョナス・メカスの映画を観たとき。映画館の劇場で観たときは、まるでジョナス・メカスの体としてあるような動くカメラワークや、次々と映像が変わること、音楽の心地よさ、に乗せられて寝てしまうことがほとんどだったのですが、とある展示で美術館の開かれた場所で上映されていた時は、なぜか集中して観ることができたこと。映画館での経験もそれはそれで良かったのですが、美術館で、いろんな人がそれぞれで映像を観たり途中で他のものを見に行ったり、写真作品を見たり、そんな様子を意識しながら観るほうがとてもしっくりきました。
映像を観る方法てたくさんあるし、それぞれの方法によってその映像との心理的な距離感が変わってくるのがとてもおもしろいなと思います。
「intimate cinema」は4月いっぱい展示しています。この展示をご覧になった皆さんがどんなことを考えたのかぜひお聞きしたいです!
(モニターの横にあるポテトは、私は、映像作品の友だちだと思っています🥔)

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