Felix Idle のニュードレスが店頭にならんでいます。
古着のシャツをベースにアップサイクルしたドレスで、100%ハンドメイドの一点もの。見れば見るほどちいさなチャームポイントが見つかって、きゅんとします。
私が Felix を好きなところのひとつに「違和感を感じる」というところがあります。
彼は、複数の分野にまたがって制作を行う、学際的なクリエイター。(「学際的」という言葉を、フィリックスに出会って初めて理解しました。とても好きな言葉。)
彼は、複数の分野にまたがって制作を行う、学際的なクリエイター。(「学際的」という言葉を、フィリックスに出会って初めて理解しました。とても好きな言葉。)
制作のアウトプットは、映像、音楽やサウンドアート、絵画、コラージュ、DJミックス、衣類のリメイクや、ライブパフォーマンスなど多岐にわたります。私は最初、インスタグラムのフィードをぼんやり眺めてみても、どんなクリエイターなのかよくわかりませんでした。笑
学際的に制作を行なっているので、さまざまなセンスが横断的に活かされていることをよく感じます。
たとえば、音楽制作における「マッシュアップ」の感覚が衣類の「リメイク」のセンスにつながっていたり。
以前フィリックスと話していたときに、マッシュアップやリメイクで「発見した時のそのままの違和感を保つ / 完全に馴染ませないこと」について話していました。
私はこれが、彼の良さをとても表している特徴だと感じていて、すごく納得しました。
学際的に制作を行なっているので、さまざまなセンスが横断的に活かされていることをよく感じます。
たとえば、音楽制作における「マッシュアップ」の感覚が衣類の「リメイク」のセンスにつながっていたり。
以前フィリックスと話していたときに、マッシュアップやリメイクで「発見した時のそのままの違和感を保つ / 完全に馴染ませないこと」について話していました。
私はこれが、彼の良さをとても表している特徴だと感じていて、すごく納得しました。
シーズンにドレスを作る時は、 私が好みそうな色をあえて使ってくれているみたいで、ちょっとした生地の色の違いで遊ぶのが好きなんだそう。絵画を描く時と同じような感覚で、頭をフルで使って悩みながら「これでいけんのか。。!!」と真剣に組み合わせてくれていて、好きといえど辛いくらいの大変な作業なんだそうです。笑
一方で、ここをこのまま残すのか。ここはこうなのか。みたいな違和感も沢山あって、頭をフルに使って計算的に組み合わせたものと、違和感を削ってしまうことなく残されたもの、そのバランスがフィリックスの特別なセンスになるんだろうなと思います。
タイムリーに出演していたラジオでも、ちょっと通じるようなことを話していました。
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今日晩御飯に何を食べようとか、昔のことを後悔したりとか、人はすごく未来と過去にからまれちゃって、両方向にひっぱられて爆発しそうっていうか。 でも、その過去と未来の両方の引力を感じるというのが、自分の作る音楽のテーマでもある。
無理矢理つじつまが合うようにするのではなくて、矛盾を矛盾のまま提供するのがいいよなって。
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納品した後にわざわざ思い出して、小さなシミをかわいく活かすために秘密のポケッツをつけに来てくれた一着のドレスもあります。
絶対に見えない場所だし、使われない可能性も高いのにしっかりボタン付きでキュートなポケッツをつけていました。実際に作っているところを見ていると、違和感を可愛がる独特なセンスがあるんだろうなとか、それはどこか包容力のようなものにも感じて感心したのでした。私もそのセンスを磨きたい。
クリエイターから、本当にたくさんのことを学ぶことが出来ます。このドレスを見た方々や、連れて帰ってくれる方に、違和感を可愛がるセンスがまた伝染していったらいいなと思います。♡
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