

4月6日(日)から、Ema Gaspar Exhibition “Flower’s Nest” が始まります。この日は、この小さなスタジオの一周年アニバーサリー。新しい日々への区切りをこんなにスペシャルにスタート出来るとは。とても幸せ者だなと感じています。
もともと、この物件はこの 2025年3月末 までで建て壊しが決まっていて、本来であればもう、ラスト3日。。!とか言っていた頃ですね。秋頃にインスタグラムでもお知らせしましたが、運良く?物件の建て壊しが延期になって、まだSEASONはここにいられることになりました。
ひとまず1年の延期と聞きましたが、もしかしたらまたすこし延びるかも。とのこと。正直私は、まだ他の場所に移転してお店を続けられる気がしていなかったので、本当にありがたい話でした。あとどれくらいなのか私にもわからないけど、ここを追い出される時までにもっと成長したSEASONになって、小さい規模のままでももっとちゃんとお店っぽい居心地の場所に移動することが出来たら一番いいなと思いながら頑張っています。
SEASONのはじまりのきっかけは、私が働いていたLamp harajukuというお店の閉店でした。Lamp harajukuで働いていた時の私は、ディレクターになりたいとかバイヤーになりたいとか、ましてや自分のお店を作りたいとか、思ったことがありません。ただあの美しすぎる店頭の空間でショップスタッフをずっとやりたいと思っていました。時間や季節の流れを感じられる光、植物とクリエイションと音楽があって、それを日々いろんなお客さんと囲んで、お洋服の話をしたり、たわいもない話をしたり、仲良しのお客さんがかわるがわるお店にやってきて、そうやって過ごす日々が本当に大好きだったなと、今思い出しても、夢のような時間でした。一緒に働いていたベテランLampスタッフの先輩方には、一生懸命育てていただいていたのに、はむかったり気難しくしていたことが何度もあり、本当に毎日毎日、迷惑やストレス..をかけていたと思うけど、あんな風に会議してたなとか、あんな風に終礼で反省してたなと、今でも思い出しながら日々を過ごしています。
Lamp harajukuがなくなって、かわりに働くお店が見つかるはずもない程わたしにとっては唯一無二だったので、自分で作るしかなくなった、という経緯で、SEASONはいきなり企画されました。
友達に協力を仰いで、意気揚々とお店を作ります!と言っていたけど いきなり始められるわけがないのでポップアップストアを3回やって、この後どうやって進めようかと路頭に迷いながら、血眼で物件を探して、私のキャパシティーに見合うこの一年限定物件を発見して、一か八かで小さなお店がはじまりました。
大好きだったLamp harajukuのことを懐古して発信するのは 今までなんとなく気がすすまなかったので、ほとんどはじめてのことですが、SEASONの節目に初心に帰ってみようと思って書きました。
この場所で過ごせる毎日も、Lamp harajukuで過ごした日々と同じように、永遠に続くものではないからこそ、光、植物、クリエイション、音楽、大好きなお客さんや仲間たちと囲む一瞬一瞬を、大切に記憶に刻んでいこうと思います。一年間ありがとうございました!と、次の一年も、よろしくおねがいいたします!
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