

好きなアーティスト
Kristin Dickson
彼女に、お店の試着室のカーテンをオーダーしました。
彼女の言葉(2015年のインタビューより一部抜選)
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ミニマルの中にも繊細でフェミニンな部分があります
たとえばレースやフリルはついていないけれど、
エレメンタルなもの、
マインドやバランスにフェミニンを意識しています
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この言葉は革命的でした。
わたしは昔から「ガーリー」な人やものが好き、でもそとみだけで「ガーリー」って一括りにされることに長い間納得していませんでした。
ガーリーとは?
私にとってそれはフリルやレースが付いているかどうかじゃない。
「マインドやバランスにフェミニンを意識」
彼女の言葉は、長い間抱えていたもやもやの、解決の糸口となりました。
大人になったら、はじめてのボーナスでアートを買うと決めていた私は、彼女のブランド rowena sartin からリリースされた「3 layer pillow」を購入。


3 layer pillow: https://www.ikoikospace.com/shop/objects/rowena-sartin-3-layer-pillow-8t8w9-j5r24-2se53
名前の通り、3つのレイヤーからなるピローのかたちをしたこのアートは、私自身や家を訪ねてきた友人に朗らかな時間をもたらしました。
ひっぱってみたり、くるんでみたり。
こう楽しむという決まりはなく、自由なのです。
大胆に伸びているときもあれば、コンパクトに畳まれているときもあります。
誰かをうっとりさせているときもあれば、ソファに座っていた誰かの圧力で、潰れているときもあります。
なんだかくすっと愛くるしい表情で、なにげない瞬間に、ユーモアで余韻を与えてくれます。日常に、美しさを見出させてくれます。
それから、「かるい」というのも大事なポイント。
「かるい」は、自由で、しがらみなく、軌道修正も柔軟。とにかく身軽なのです。
そんなマインドやバランスが、ときに真剣になりすぎてしまう私にとって、とても愛くるしいのです。
オーダーしたカーテンも、このピローと似ています。姉妹みたい!
わたしに「ガール」を教えてくれます。

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