S E A S O N

   

SEASON: The project was founded by Maruko Hirae in 2022. Based in Tokyo. We believe fashion should be more sweet for us and our future, and we propose a sweeter fashion cycle: upcycle, fair trade, and one-of-a-kind pieces handmade with love.  Through the experience of collaboration with creations, designers, and friends, you might find the beauty of everyday life hiding right next to you. We try to build a sustainable and sweet future society.

saklaus

for Everything flows

光の粒子のカーテン越しに見える景色
色とりどりの美しい花たちの向こうには、何が見えるのだろう
色は、何色?
季節は、いつ?
どんな景色が、広がっているのだろう?
答えはあなただけがしっている
誰かに決められた答えは、ここには存在しないから
美しい花たちもまた、誰が為にそうしている訳ではなく
自分のために、そうしている


ネロリ 花

カモミール・ローマン 花

マドンナリリー 花 

バイオレットリーフ 葉

ローズ 花

ジャスミン 花 

アンジェリカ 根

ロックローズ 樹脂・枝葉



調香の言葉

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花は植物の生命の集大成であり、シンボル。
満ち足りた気持ちを思い出させ、わたしのそのままの美しさを認めてくれます。今回はそんな花から採れる精油をふんだんに使おう。というのがテーマのひとつでした。

選んだのはネロリ、マドンナリリー、ローズ、ジャスミン。
どれも主役として扱われる花ですが、どれかひとつが際立つのではなく、花屋の中でどこからともなく香気が漂うようにブレンドしました。
花もひとも美しさに優劣はなく、あるがままで花開く姿が美しいのだということを、表したかったのです。

それからロックローズ。地中海に咲く白い花を咲かせる植物で、精油は花ではなく樹脂と枝葉から採れるのですが、マルコさんの「おおぶりな花びらを持つ花が好き」という言葉と、写真で花のブローチを見せてもらったときに、浮かんだ植物です。

それからカモミール・ローマン。マルコさんが好きなデイジーの花を贈りたかったのですが、デイジーの精油はないので、同じキク科のハーブであるカモミールを選びました。カモミールは「りんごのような香り」と例えられますが、私自身はそのように感じたことが全くありません。子どもの頃、自宅のプランターにカモミールの種を蒔いて、咲いた花を嗅いだときの衝撃は今でも覚えています。記憶の中のカモミールは、甘酸っぱいような、青くさいような、その可憐な白い花からは想像出来ないような、力強い香り。可愛さの中に逞しさを備えたSEASONの世界観にふさわしいと思います。

SEASONにおける可愛さの中の、力強さや逞しさというのは、外に向かって尖っているというより、内側に満ちた、芯の強さのように思います。そんなSEASONにふさわしいと思って選んだのはアンジェリカです。大天使ミカエルの日である五月八日に花を咲かせたことから、天使のハーブと呼ばれ、繊細な白い花を咲かせる、愛らしい名前の植物ですが、その香りは実に重厚。パウダリーな甘さとセリ科の植物独特のツンとした香気を持つこの植物は、芳香成分が根から採れるため、地に足をつけ、内なる精神を宿し、固定概念や頑なさに囚われ、自分を責める気持ちが強すぎてしまう人を自由に開放するといわれています。

最後に選んだのがバイオレットリーフ、すみれの葉です。小さく可憐なすみれの花からは想像できない、古いもののような奥深い香りは、花の精油と合わさることで、ただ華やかなだけではない、奥行きをもたらしてくれます。友情の絆を結ぶとも言われる香りです。

表面的な美しさではなく、内面の魅力に満ちたSEASONの世界観、そこに集う作品、そしてひとびとが、絆を結び合えることを祈っています。

saklaus

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なりかさんと私の対話から生み出されたこの香りで会場の空間を演出します。

なりかさんと話しながら、会話に出てきたのは、今回のテーマEverything flowsから、撮影したお花屋さん FLOWERS NESTの話から、そこから私が花を好きな話や、そこから壮大な話まで。

私は、あのお花屋さん、FLOWERS NESTの花の並べ方が好きで、それは私が、花に思っている好きなところとも共通しています。



いろんないろんなお花が、きちきちと整備されず、でも綺麗に横に並べられて、それぞれのびのび咲き並んでいる。そして各々の香りが充満していて、ワイルドに混ざり合ってるのに調和された美しい香りがするFLOWERS NESTの店内。


花は本当にそれぞれいろんな形や色をしていて、それが絶対的に美しくて、でも自然の中ってそのバラバラの美しさが全部受け入れられて調和して、そして季節によってそれぞれ美しさを変化させながら、ずっと循環して共存している。それが、ずっと変わっていくけど、ずっと絶対的に普遍的に美しくて、美しいのは個々なのに、その個々が調和している、調和しているのに個々で美しく咲いているっていうことが、花の好きなところです。
私たち自身のあり方にも、置き換えることができるように思っています。

そしてなりかさんが調合された香りは、本当にそんな、花々が各々に自分らしく咲いている状況を表現したような。複雑な、奥行きのある香りでした。

花の精油を贅沢に使っているのに、単に華やかなフローラルではなくて、私が花に対して抱いている、花の好きなところを完全に表現した香りでした。

本当にびっくりしました。。

この集大成のポップアップに際して、「SEASONの香り」にさせていただきたいものが出来上がってすごく嬉しかったです。
調香の言葉に書いてあることが、本当にわたしが考えていたことを伝えてくれていて、そしてそれを理解してクリエイションとして外に出していただけたことが幸せすぎました。


今回店頭では、この特別な香りの演出に合わせて saklausオリジナルの香りの amulet mist を販売いたします。
太陽と月を連想する、ふたつの香りです。





太陽と月
わたしたちを見守る二つの天体

太陽のあたたかさが心をほぐす、コロニアと
月の静けさが心を鎮める、クレス


ひとまず、詳しくの予習は
なりかさんのロマンチックでユーモアのある言葉で綴られたインスタグラムホームページnoteなど沢山読んでみてください♥




そして、このamulet mistのラベルデザインは
SEASONでも沢山コラボレーションを重ねてきたMepiが手掛けています..♥

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お気に入りの草花たちが集まる、
森の奥の秘密の場所。
スミレやアネモネ、カモミール。
朝露のおめかしをした草花は、誇らしげに、
一日のうちで最も美しい姿で佇む。
動物たちが目覚める前の、
ほんの少しの静寂のうちに、
淡く甘い蜜の香りで全身を満たして、
深く、深く、深呼吸をする。

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こちら、本当にMepiらしい世界感と
saklausさんの世界がコラボしてて
見れば見るほど浸ってしまうデザインです。

お話しながら、クンクン体感しながら
この香りのクリエイションを一緒に楽しんでいただけたらと思います!


Let learn more about saklaus.










The project was founded by Maruko Hirae in 2022. Based in Tokyo.
We believe fashion should be more sweet for us and our future, and we propose a sweeter fashion cycle: upcycle, fair trade, and one-of-a-kind pieces handmade with love. And we think it's important to collaborate with each other. Through the experience of collaboration with creations, designers, and friends, you might find the beauty of everyday life hiding right next to you. We try to build a sustainable and sweet future society.




Founder, Owner, Director, and Buyer / Maruko Hirae